Constructionたるみを顔の構造から考える

顔の皮膚の構造からたるみの原因を解説します。

顔のタルミには様々な原因があります。

諸説あるので一概に言うことはできませんが、たるみの原因は主に骨格と老化があげられるでしょう。
骨格とは、生まれつきの顔の骨の形や皮膚、靭帯、脂肪のつき具合などです。例えば、頬骨が高い方はゴルゴ線ができにくく、顔のシルエットも逆卵型になるので、頬のあたりは年齢を重ねてもハリがあるようにみえて若々しく見えます。しかしその分、頬とほうれい線の段差が大きくなるので、ほうれい線は深く見えてしまいます。
いつまでも若い印象を与える顔をしている方もいれば、年齢以上に老けて見えてしまう方もいます。その原因は、生まれつきの骨格によるものです。
しかしそれ以上に影響をあたえるものが老化です。老化とはつきつめれば細胞の老化です。皮膚も靭帯も脂肪も一つひとつの細胞からできているので、「細胞の活性が落ちる」「数が減る」等が、結果として皮膚、脂肪がさがり・委縮、靭帯がゆるみとして現れます。
多くの場合、顔のたるみは複合的にこれらのことが起こります。
下記に主な老化の原因とそれをどうしたらよいか、という治療法をまとめました。

皮膚のさがり

老化と共に皮膚が下がり伸びてしまいます。

治療法
  • 皮膚を切る→皮膚切除によって余分な皮膚をとります。
  • 皮膚を引っ張り上げる→糸で皮膚を切らないで引き上げます。
  • 皮膚を引き締める→超音波や高周波などの医療機器で脂肪層や皮膚を引き締める

靭帯のゆるみ

靭帯のゆるみ

皮膚と骨膜(骨を覆う薄い硬い膜)は靭帯でつながっています。若い時は靭帯が皮膚をしっかりと支えていますが、老化と共に靭帯が緩んで伸びてしまい、支えが緩むため皮膚が下がってしまいます。

治療法
  • 靭帯を外し、止め直す→切るフェイスリフトを行う際に靭帯を外し、矯正する
  • 靭帯を外し、くぼみのみを矯正する→靭帯を外し、外れたところに注入をおこないくぼみを矯正する

脂肪のさがり

顔の脂肪組織は、なんとなく皮膚の下にあるのではなく、実は線維のしきりで区画ごとに分かれています。
この区画ごとに入っている脂肪組織が、若いうちは均一に広がっているのですが老化と共に下に溜まってきます。

治療法
  • 脂肪を吸って減らす→脂肪吸引
  • 脂肪を溶かして減らす→脂肪溶解注射
  • 脂肪を機械で引き締める→超音波や高周波などの医療機器(当院ではエクシリスがおススメです)
  • 皮膚を引き上げて戻す→糸によるリフトアップ、切るリフトアップ
脂肪のさがり

皮下脂肪は線維組織の仕切りで仕切られている。仕切りも下がってしまい、中の脂肪も下に下がってしまう。

均一に分布していた脂肪が下方にたまってしまう

均一に分布していた脂肪が下方にたまってしまう

皮下脂肪の委縮

額、こめかみ、上眼瞼、下まぶたのクマ、頬、法令線、頬骨下、マリオネットラインなどの部分は特に皮下脂肪が委縮してしまいます。脂肪が減ってしまうことでくぼみが強調されてしまいます。

治療法
  • ヒアルロン酸を注入する→脂肪が減った分をヒアルロン酸に置き換えることになります。
  • 成長因子を注入する→成長因子を注入することで、脂肪の分化(再生)を促し、ボリュームアップします。
  • 脂肪注入→自分の脂肪をいらないところから足りないところに注入します。

皮膚の委縮

コラーゲンやヒアルロン酸等、皮膚を構成する成分が少なくなってくると、お肌の密度がおちてスカスカになってくるので、結果としてハリがなくなり、毛穴の開きやシワの跡がつきやすくなったり小じわが増えたりします。

治療法
  • 水光注射→お肌に直接ヒアルロン酸などの成分を届けてハリをだす
  • リジェネラ→お肌の組織を直接お肌に注入してハリや再生を促します。

重要なことは、どれか一つを治療すれば全て解決するわけではありません。ヒアルロン酸を法令線に注入すれば、皮膚の下がりがもどるわけではありません。皮膚の下がりをリフトアップすれば委縮した法令線の脂肪が戻るわけではありません。
減ったものはボリュームアップする、下がったものはリフトアップする、1つ1つの問題に1つ1つ解決方法を与えてあげることでより完成度の高いエイジングケア効果につながります。